社会人を引退します。 ぶうちゃん、社会人劣等生の日々

就労で苦しむ人の味方をしたい社会福祉士のブログ。

信頼される人がやっている!他人に悩みを打ち明けてもらえる方法!①

こんにちは💕

 

こちらでは、信頼される人がやっている上手な話の聞き出し方について書いていこうと思います😊

 

皆さんは、こんなお悩みをお持ちでしょうか?👇

  • 「旦那(妻)が最近元気がないが、どうやって話を聞いてあげるべき…?」
  • 「子供が何も話してくれなくて、気持ちがわからない…」
  • 「部下が問題を抱えていそうだが、聞いても『大丈夫』しか言わない…」
  • 「利用者との面談がいつも上手くいかない…」

などなど…。

 

人の悩みを聞き出すのって、本っっっ当に難しいことです💦

 

なぜなら、心が疲れていたり落ち込んでいる時に自分の悩みを人に話すって、想像を絶するほどしんどいからです💦

 

よく男性などに見られるのが、

  • 「悩みを相談してくれないのは、自分のことを信頼していないからだ!」
  • 「もっと自分のことを頼れ!」

と言っている人です。

 

「信頼していればなんでも相談できる」なんて単純な問題ではないんです。

 

むしろ、相手を大切に思っているからこそ悩みを相談できないケースが圧倒的に多いのです💦

 

それに、「なんでも相談しろ!自分を頼れ!」なんて言っている人に限って、いざ悩みを相談されると、

  • 「それはあなたが間違ってる!」
  • 「あなたの考えが甘い!」
  • 「もっと〇〇してみなよ!」

なんてことを言ってきます。

 

これは、相談してくれた相手を傷つけ、追い詰めることになり、絶対にやってはいけません。

 

しまいには、自分に何も相談してくれないからと言って怒り出す人もいます。

 

これをされた日には、「この人に相談するなんて間違ってた…」と、完全に信用を失うことになり、もう二度と話をしないと決意するでしょう…

 

というか、こんな人に大事な相談なんてできませんよね…

「なんで俺(私)に相談してくれないの?」って聞くけど、「あんたに相談しても後悔するってわかってるからだよ!気付けよ!」って感じですよね💦

 

このように、良かれと思ってやったことでも、一歩間違えると相手を追い込んでしまうことになります💦

 

つまり、相談に乗る側はスキルが必要なのです❗️

 

そして、そもそも相談というのは、相手に強要するものでもなければ、義務感で無理にさせるものでもありません。

 

いつ、誰に相談するかなんて本人の自由です。

他の人が決めることではありません。

 

相手の気持ちを第一に考えられない人は、信用できません。

そんな人に相談なんてできません。

 

ですが、悩みを放っておくことも絶対にやってはいけません❗️

誰かに話を聞いてもらうことはとても重要になり、必要です。

 

では、悩みをなかなか話してくれない相手に対して、どうやって悩みを聞き出せばいいのでしょうか?

 

私は社会福祉士という国家資格を持っており、相談支援について学んでおりました😊

そのスキルを活かして、上手な悩みの聞き出し方のポイントをお伝えします✨

 

記事がかなりボリューミーになってしまうので、記事を3つに分けました笑

今回は第一回目です!

 

保護者さんや福祉施設職員さん、教職員さんは是非見てください!

 

他にも、

「家族や子供を守りたい!」

「職場の環境を良くしたい!」

「利用者に信頼されたい!」

 という人は是非読んでみてください💕

 

 

自殺の原因は「不明」が1位!若者が抱える深刻な問題とは?

日本では、40代前半くらいまでの死因第一位は自殺です。

これは先進国でも日本にしか見られません。

 

一番自殺が多い年齢は、中学生くらいです。

大学生くらいでも自殺する人は非常に多く、平均して若い人の自殺が多く見られます。

 

そして、自殺の原因で多いのはもちろん「いじめ」もありますが、それ以上に多いのが「原因不明」です。

 

つまり若い人たちは、親にも友達にも学校の先生にも職場の人にも、誰にも悩んでいることを知られず、静かに命を絶つのです。

 

なぜ、誰にも相談できないまま亡くなってしまうのでしょうか?

 

それは、周りを心配させないよう、悩んでいることを悟られてはいけないという意識が強く働いていることが大きいと思います。

 

学校でいじめにあって悩んでいても、就活がうまくいかなくて悩んでいても、社会人になって生活に困っていても、人間関係に悩んでいても、何も話しません。

 

それは、「心配かけたくない」からです。

 

若い人たちは、当たり前のように「親に心配かけたくない」「親に負担をかけたくない」と言います。

 

私が見たケースですと、大学受験を控えた高校生がみんな口を揃えて、「親に負担をかけたくないから学費の高い大学は行かない」「受験料が高くて親が可哀想だからたくさんの学校は受けられない」と言っているんです。

 

親に実際にそう言われたわけではなく、自分でそう思ってしまうんです💦

 

このように、「自分のせいで周囲の人に負担をかけている」という状態が、若い人にとってはこの上なく辛いことなのかもしれません💦

 

  • 忙しい人の手を煩わせてしまうかもしれない。
  • 「ダメな人間」と思われるかもしれない。
  • 努力が足りないと思われるかもしれない。
  • 自分のせいで他の人にまで辛い思いをさせるかもしれない。

などというのが怖くて、相談したくてもできないのかもしれません。

 

もしかしたら、

  • 「子供の気持ちがわからない」
  • 「若い社員の気持ちがわからない」
  • 「利用者の気持ちがわからない」

と悩んでいる人も多くいるかもしれませんね💦

 

そんな時に、「向こうから話してくれるまで待っていよう」とすると、取り返しのつかないことになるかもしれません😢

 

こちらから話を聞くアクションを起こすことが必須です❗️

 

若い人に悩みを話してもらうためには、まず、「あなたが本当に大切だよ。あなたのために時間や労力を使うことは、何も負担なんかじゃないんだよ。」ということを伝え、相手に安心してもらう必要があるのです✨

 

目的は解決することではなく話を聞くこと

解決策は提示するものではなく、一緒に模索する!

誰かの相談に乗る時にやってしまいがちなのが、すぐに解決を求めてしまうパターンです。

 

例えば、カウンセラーさんなど誰かに悩みを聞いてもらう面談があるとします。

(この記事では、相談に乗る人をカウンセラー、相談する人を相談者として例を挙げていきます。)

 

カウンセラー:「何か悩んでいることや困っていることはありますか?」

相談者:「最近、仕事でうまくやっていけるか不安で…」

カウンセラー:「そんな時は運動しましょう!」

相談者:「…はい…やってみます…」

会話終了。

カウンセラー:「他に悩みはありますか?」

無限ループ…といった感じですね(^^;;

 

みなさんも経験がありますでしょうか?

 

カウンセラーさんからしたら問題を一つ解決したように見えますが、実は何にも解決しないまま相談者さんの相談の本質がわからないまま会話を終えてしまっています💦

 

相談者からしたら、なんかモヤモヤっとした気分のまま会話が終わってしまって、「そういうことを聞きたかったわけじゃないんだけどな…」という気分になりますね😅

 

そして、「もっと話したい気がするのに、なんとなく会話を終えなければならない雰囲気になったから、もういいや」となってしまうわけです💦

 

それに、解決策をすぐに提示されてしまうと、「まだ私の努力が足りないのか…」「まだ頑張んなきゃいけないのか…」プレッシャーに感じてガックリきてしまいますよね💦

 

分野によっては、解決することが目的のアプローチ方法もあります。

 

相談支援のアプローチでも、最終的には課題の解決が目的になりますが、それには長い期間がかかると踏んでいます。

 

こんな最初のうちから解決策を提案してしまうと、相談者との信頼関係が築けないままです。

 

解決策というのは、カウンセラーが提示するものではなく、相談者と一緒に模索していくものなんです✨

 

なので、最初から解決を目的とするのではなく、まずは相手の話をじっくり聞くことを目的としましょう😊

 

「相手の時間を奪ってしまう」という罪悪感から解放してあげる

また、別の例で、

カウンセラー:「(あと5分で面談終わらせないと…)では、今のアドバイスを元にやってみてください。」

相談者:「(あ、なんか会話を終わらせたい空気出してるな…)はい…」

カウンセラー:「他に悩み事はありますか?」

相談者:(本当はもっと話したいことあったけど…)もう大丈夫です。」

ということもよくあるかと思います💦

 

1時間の面談など時間が決まっていたり、なんとなくクローズの雰囲気を出されてしまうと、相談者からも「あ、もうこれ以上話すと迷惑になっちゃう」と感じてしまい、話したいことを話せないまま終わってしまいます💦

 

悩み話す時間というのは、そんなコンパクトなものではありません。

ものすごい時間がかかります。

 

なので、相談事のために時間を作る場合、2〜3時間は見ておいたほうがいいでしょう。

 

また、カウンセラーの方は何もしていなくても、相談者の方が「忙しい人だろうし、これ以上時間を奪ってはいけない…」と感じてしまうかもしれません💦

 

「長くなってしまうけど大丈夫ですか?」「時間大丈夫ですか?」と気になってしまうんですね💦

 

なので、相談者からの話を聞く前に、「あなたのお話を聞くことが目的だから、こっちの時間を奪ってるとか心配しなくていいからね。」などと言って、罪悪感から解放してあげると、相手にも安心してもらえます😊

 

相手の悩みをクリアにするよう導く

相手の気持ちが整理できるようサポートする!

先ほど、話を聞くことを目的にすると申し上げましたが、その理由として、まずは相手の抱えている課題を明確にすることが必要だからです。

 

これは、カウンセラーが相談者の課題を明確にすることだけでなく、相談者自身が自分の課題をクリアにする必要もあるのです✨

 

悩みを抱えている人もほぼほぼ100%の人が、自分の悩みを整理することができず、頭の中も心の中もぐちゃぐちゃです💦

 

自分の感情を綺麗に話すことなんて到底できませんし、時系列もぐちゃぐちゃです。

ものすごく時間もかかります。自分でも何言っているかわからないです。

 

でも、人に悩みを話すには、とにかく思いついたままを話すしかないのです。

「とにかく助けて!」と必死でSOSを出しているんです。

 

というか、自分の悩みを整理できている人は、そもそも悩んでません。

悩みを整理できていないからこそ、相談が必要なんです。

 

それなのに、そんな相談者に対して、「もっと話をまとめてから来て!」とか「話を簡潔に!結果から話して!」なんて言う人がいるんですよね〜…

 

控えめに言っても最低です。

 

人に自分の悩みを相談するのは、莫大なエネルギーを使います。

それでも、勇気を出して悩みを打ち明けてくれた相談者に対して、↑このような言葉はもはや暴言としか思えません。

 

相談者に深い傷を負わせ、もう誰にも相談できなくなって、取り返しのつかないことになったら、一体どうするんです?

 

カウンセラーの役割は、混沌とした相談者の状態をクリアにして、相談者自身が自分の課題を明確にできるよう導いていくんです❗️

 

相手の悩みの原因を具体的にする!

例えば上記に挙げた例で見てみると、

相談者:「最近、仕事でうまくやっていけるか不安で…。」

カウンセラー:「お仕事のことでお悩みなのですね。どうしてそのように思われたのですか

相談者:「はい、最近ミスが多くて、自分がどんどんダメなやつになっていくんです…」

カウンセラー:「人間なのでミスは必ずやってしまうとわかっていても、ミスをしてしまうと落ち込みますよね。例えば、具体的にどんなミスをしてしまったのでしょうか?

 

相談者:「ある時、お客様にブラックコーヒーを出すようにと課長に指示されました。ブラックご所望とのことですが、飲んでいるうちにお客様の気分も変わるかと思い、念のため砂糖とミルクも添えてお客様にお持ちしたんです。もしいらないと言われても、持って帰って来ればいいだけだと思って。そうしたら、お客様にお出しする前に課長が『ブラックなんだからこれいらないだろ!』と、キツく言って砂糖とミルクを突き返してきたんです…。しかもお客様の前で…。それを見てお客様も驚かれていて…。気を遣ったつもりなんですが、裏目に出てしまって…。」

 

と、このように聞き出すとします。

 

下線部を引いたところが、相談者の悩みをより明確にするよう導いている部分です。

 

「仕事でうまくやっていけるか不安…」と、漠然とした不安を抱えている相談者に対し、どんな問題に困っているのか?具体的に何があったのか?など具体的に聞き出すことが大事なんです✨

 

そうすると、こんなことがわかります👇

 

気を遣って、ブラックコーヒーに砂糖とミルクを持って行ったというミス

→本人がここまで落ち込んでしまうほどのミスなのか?

そもそもこれはミスなのか

→課長はこのことをキツく叱責する必要があったのか?

→相談者は、課長に、お客様の前で叱責されることは日常的にあるのか?

→もしかしたら、課長の指導方法に問題があるかもしれない…

 

あくまで可能性の話ですが、この相談者の身の回りで何が起きているのか、大体の見当がついてくるわけです😊

 

その上で、カウンセラーは

「お客様の前で、しかも優しさのつもりでやったことを叱責されてしまうと、なんとも言えない気持ちになりますよね。あなたの気の回るという長所を、課長は気付かなかったのかもしれませんね。他にも、課長から厳しく叱責されたことはどんなことですか?」

と聞いていけば、さらに問題が可視化できるかもしれません✨

 

ただ、「仕事で悩んでるってどんなこと?何があったの?具体的には?」などと質問攻めにしてしまうと、相手を追い詰めることになってしまいますので注意しましょう💦

 

相談者と会話のキャッチボールができるようにしましょう😊

 

「上手に話せない…」という罪悪感から解放してあげる!

このように、相談を乗る側は、相談者のぐちゃぐちゃな気持ちを整理できるようサポートすることが求められます。

 

 ですが、相談者側も、

「ああ、まとまってない話を延々聞かせてしまった…」

「意味のわかんない話をしちゃってる…」

「めんどくさい奴だって思われてるかも…」

 と、悩みを上手に話せなくて落ち込んでしまうかもしれません💦

 

なので、カウンセラー(相談に乗る側)から、

「上手に話そうとしなくていいんですよ、とにかく思いついたことから話してごらん。」

「あなたが話終わるまで、ずっと聞いてますからね。」

と声をかけてあげると、相談者も安心できるかと思います✨

 

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まとめ

いかがでしたか?

 

こちらでは、信頼される人がやっている他人に悩みを打ち明けてもらえる方法について書いていきました。

 

以下にまとめます↓

  • 相談を聞く時の目的は解決ではなく話を聞くこと
  • 話を聞くために、解決策を提示するのではなく一緒に模索する
  • 話を聞くために、「相手の時間を奪ってしまう」という罪悪感から解放してあげる
  • 相談を聞く時は、相手の悩みをクリアににするよう導く
  • 悩みをクリアにするために、相手の気持ちが整理できるようサポートする
  • 悩みをクリアにするために、相手の悩みの原因を具体的にする
  • 悩みをクリアにするために、「上手に話せない…」という罪悪感から解放してあげる

 

続きは…

この記事の続きはこちら👇

syakaijinwointaishimasu.hatenablog.com

 

引き続き、上手な悩みの聞き出し方について書いていきます😊

是非読んでみてください🎶