社会人を引退します。 ぶうちゃん、社会人劣等生の日々

就労で苦しむ人の味方をしたい社会福祉士のブログ。

【児童養護施設について】どんな施設?暮らしているのはどんな家庭の子たち?入所の経緯は?働いている人は?

こんにちは✨

 

今回は、児童養護施設についての記事を書いていこうと思います😊

 

児童養護施設って何をするところ?」と思われる人も多いかと思います。

この施設は、親との同居が困難になった子供や特別な支援が必要な子供が生活をする施設となります❗️

 

この施設についての認知度が低く、様々な誤解を抱いている人も多いです💦

 「悪いことをした子が行くところ」という大きな勘違いをしている人もいると聞きます😓

 

また、児童養護施設は子供たちが生活をしている場所です❗️

児童館と間違えて、無断で施設に入ってしまう大人もいるそうです…💦

 

今回は児童養護施設とはどんな施設なのかを知って頂きたいと思います✨

 

さらに、児童虐待についてや子供の貧困についても書いていきたいと思います❗️

 

児童養護施設はどんなところなのか知って頂ければ嬉しいです🎶

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フリー写真素材ぱくたそ

 

 

児童養護施設とは?

先に申した通り、児童養護施設とは親との同居が困難な子供や特別な支援が必要な子供たちが生活をする場所です❗️

 

子供たちは、施設で働く職員と共に生活をします。

児童養護施設の職員は子供たちの心のケアと生活のサポートをしていきます✨

 

子供たちが過ごす部屋が割り当てられ、施設職員の見守りの中生活をします。

施設によっては食堂があったり、シェアルームのように共有キッチンがあるところですと、調理員さんがそこでご飯を作ってくれたりもします💖

 

学齢期の子であれば、施設から幼稚園や小学校・中学校・高校に通い、教育を受けます🤗

部活に入っている子もいます❣️

 

お誕生日会をしたり、みんなでテーマパークに行ったりなどレクリエーションも様々あるそうです🎶

幼い子供たちですと、老人ホームへ出かけることもあるそうです✨

また、お盆や年末年始には親元へ帰る子もいます。

 

このように施設で過ごす子供たちも、家庭で生活している子供たちと同じような暮らしをしています✨

 

児童養護施設では、子供が18歳になると卒業しなければなりません❗️

(障がいを持っている等の場合には20歳に到達するまでとなります。)

施設でしばらく過ごし、その子の親が子供を迎え入れる準備ができれば、親と一緒に再び生活をするケースもあります✨

それが難しい場合は18歳を迎えるまで施設で過ごし、18歳に到達すると就職をしたり大学へ行ったりなど子供たちは自分で生活をしていかなければなりません✊

 

施設側の取り組みとして、施設を卒業する子供たちを対象とした自立支援計画など子供たちが一人で生活していけるよう訓練やサポートをしていきます❗️

 

児童養護施設で暮らす子はどんな家庭の子たち?

 児童養護施設に入る主な理由として、

  • 親からの虐待
  • 親の病気・障がい
  • 親の死亡
  • 経済的な理由
  • 孤児

などが挙げられ、親以外の親族など他の身寄りもない子供たちが対象となります。

他にも、障がい児も児童養護施設を利用していることもあります。

 

孤児虐待が理由で施設に入所している子供たちも多くいますが、親の病気・障がい・死亡が原因による貧困のケースも見られます。

 

この子供の貧困という問題は深刻です❗️

特にこの貧困は、身寄りのないひとり親世帯に多く見られます。

 

例えば、病気や疾患を抱えている親の介護をしなければならず、学校に行きたくても行けないなど子供たちが教育を受ける機会を失っているケースもあります。

 

そして近くに親族や友人など相談できる人が誰もいない状況も加わると、社会から孤立してしまい、児童虐待のリスクも高くなります。

 

このように、病気や障がいにより親が働けず頼れる人もいないことで貧困となり、それが虐待へと繋がっているなど、問題が重複しているケースがほとんどです。

 

親の病気や身体的な障がいだけでなく、親がうつ病統合失調症などの精神疾患を抱えていると就職や仕事への復帰が困難な場合があります。

(このような人の就職支援としてうつ症状専門の就労移行支援【シゴトライ】 統合失調症専門の就労移行支援【リドアーズ】 などのサービスがあります✨)

 

親が精神疾患を抱え、支払うお金がないのに遠方まで出かけてタクシーで帰って来てしまい、運賃が払えずに親の代わりに子供が運転手に怒られて謝っていたというケースも聞いたことがあります😢

 

このような場合、周りの大人の精神疾患の認知度が低いこともあり、苦しんでいる子供たちのSOSに気付けないこともあります。

また、「あのお家、ちょっとおかしいな…。」と思っている大人がいたとしても、どのように助ければいいのかがわからなかったり、「その家庭のことは他人が口を出すことじゃない。」と考えてしまい結局何もしないというケースがとても多いです💦

 

そして子供たちはこのような大人を「大人は誰も助けてくれない。大人を信じてはいけない。」と警戒するようになり、困っていても周囲の大人に「助けて!」と言えない状況に追い込まれてしまいます💦

 

また虐待については、ひとり親でなくても、例えば両親のどちらかが子育てに無関心という場合も、虐待発生のリスクは高くなります。

 

児童養護施設入所の経緯は?

相談窓口としては、市区町村児童相談所になると思います❗️

当事者により窓口に相談し、児童相談所を経て手続することもあるかと思いますが、多くの場合、当事者が自ら相談に来ることは難しいです…💦

 

児童虐待や児童の貧困について、発見の多くは学校になるかと思います❗️

子供が学校に来ていない場合、学校側の調べにより市区町村に連絡が行くことになります。

(その他、地域住民や病院などから市区町村に寄せられた通報や、親族などのご家庭からの相談により発覚するケースもあります。)

 

市区町村での調査も経て、専門機関での対応が必要な場合、まずは児童相談所での対応になるかと思います。

 

特に児童虐待等についての対応は非常に難しく、市区町村や児童相談所での家庭の調査は慎重にかつ厳正なものになります❗️

 

児童虐待等のある家庭の場合、児童相談所は虐待をされた子だけでなく、虐待をした親への支援もしていく機関となります。

 

また、虐待により児童が生命の危機に晒されているなど緊急で対応しなければならない状況ですと、児童相談所一時保護をすることができます。

この一時保護により、児童相談所で2ヶ月間だけ子供を保護することができます。

 

そして、2ヶ月を超えても子供を家庭に戻すことが困難であると判断された場合に、児童養護施設へ入所することになると思います✊

 

児童養護施設で働く人は?

児童養護施設では専門職として資格が必要な

が働いているかと思います✨

(その他、看護師、調理員など)

 

児童指導員とは、特別な配慮を必要とする子供の支援をする専門職です🎶

そして、家庭支援専門員(ファミリーソーシャルワーカーとは、子供を迎えるための親や家庭環境の支援・里親委託の専門的な支援などをします💖

 

保育士や児童指導員は様々なところで働いていて、児童養護施設では無資格での求人もあります✨

 

また、保育士資格はLECオンラインショップ(E学習センター) などで資格取得の学習ができます✨

ご興味のある方は是非🎶

 

次回は…

次回も引き続き、児童養護施設の記事についてです🤗

 

苦しんでいる子供たちやその親のために、周りの大人はどんなことができるのか?ということについて書いていきたいと思います✨

自分たちができることを考える機会になれば嬉しいです❤️

 

是非、読んでみてください❗️