こんにちは🌟
今回も障がい者の就労について書いていきます♬
さて、就労と聞くと皆さんが気になる事は、就労している障がい者の賃金はいくらか?ということと、生活はどうしている?といことだと思います✊
今日は、障がい者の賃金の現状、生活費の現状、就職先の現状、そして障がい者年金の現状などについて詳しくお話しします❗️
また、就労するということは、生活費を稼ぐ以外にも目的があると思います✨
就労の喜びもまた社会への自立には必要なことです❤️
障がい者の賃金は?
最近での障がい者の賃金(工賃とも呼ばれます。)は、就労継続支援B型の利用者に支払われる賃金の平均は月で1万5千〜1万6千円ほどです…💦
(就労継続支援A型では月平均7万4千〜7万6千円ほど)
さらに、就労移行支援、就労継続支援A型・B型を利用する際、利用料がかかる場合もあります。
就労移行支援や就労継続支援A型・B型とはどういう支援事業なのか、詳しくはこちらをご覧ください👇
syakaijinwointaishimasu.hatenablog.com
私たちの感覚ですと、この金額では果たして社会人と呼べるのか疑問を抱いてしまうかもしれません…😓
一般企業への障がい者の雇用率は?
以前の記事で書いたように、一定以上の条件を満たしている民間企業は従業員の2.2%の障がい者を雇用する義務があります(法定雇用率)。
一般企業で働く障がい者ならば、健常者と同じ水準の給与があるのではないか?と思います。
では、この法定雇用率を達成している企業はどれくらいあるのでしょうか?
(前略)
<民間企業>(法定雇用率2.2%)
(中略)
○法定雇用率達成企業の割合は48.0%(対前年比2.1ポイント上昇)
(後略)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_08594.html
(2020年6月3日閲覧)
これによると、法定雇用率を達成している企業は、全体の半数も満たしていないということになります💦
また、一般企業に就職できたとしても離職をしてしまうケースも多々あるようです💦
一般企業で障がい者の雇用を受け入れるにはまだまだ不十分な部分も多いのかと思います…💦
さらに、障がい者の方と一緒に働く同僚の方が、どのように障がい者と接していいのかわからないという状況が多いかと思います😢
(例えば、気を遣って障がい者の労働者に仕事を振らないようにしてしまうこともあるようです💦)
障がい者が就労する上での課題に対応できるよう、こちらでは障がい者を対象にした就職・転職支援や就労移行支援(一般企業への就労を目指して職業訓練等をする事業)を提供しています。
ちなみに、法定雇用率の未達成企業には障害者雇用納付金の徴収がなされます。
障害者の雇用に伴う事業主の経済的負担の調整を図るとともに、全体としての障害者の雇用水準を引き上げることを目的に、雇用率未達成企業(常用労働者100人超)から納付金を徴収し、雇用率達成企業に対して調整金、報奨金を支給するとともに、障害者の雇用の促進等を図るための各種の助成金を支給している。
(後略)
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11600000-Shokugyouanteikyoku/0000065519_2.pdf
(2020年6月3日閲覧)
生活費はどうしている?
「どうやって生活しているの?」と 思われる方も多くいらっしゃるかと思います。
障がい者の方は、必要だと判断された場合、障害基礎年金や障害厚生年金を支給される場合があります。
また、認定調査を経て必要だと判断されたり、障がいの種類によりどの程度の支援が必要かによって自立支援給付や補装具費等が支給される場合もあります。
障害等級により金額が異なるのでなんとも言えないところがありますが、年金や給付金により支給されるのは月額7万くらいなのではないでしょうか?
賃金にこれらの給付金を足しても、健常者が企業で働く基準には遠く及ばないと考えられます…💦
これらの給付金や生活費について、障がい者の生活や就労支援のサービスを受ける前に行う個別支援計画や自立支援計画の作成で話し合われるかと思います。
これは、サービス管理責任者や相談支援専門員など有資格者の専門職が行います。
障害者年金についての考え方
私はある男性の知人から「障がい者はどうやって生活しているの?」と聞かれたので、もちろん働いて賃金を得る場合もあれば、障害者年金で生活していることもあると話しました。
すると彼から「働いていないのにお金もらえるなんてずるくない!?」と言われました。
彼の場合、仕事がなかなか上手くいかず、しばらく仕事をすることから離れていたので、「働かなければならない」というプレッシャーを感じながら生活をしていた部分もあり、そのように思ったのかもしれません💦
私は彼の反応が予想外で驚いてしまいましたが、そのように思っている人が少なからずいるということを大学の授業で聞いたことがあります。
しかし、実際年金だけではグループホームや福祉支援の利用料などで全てなくなってしまい、自分の好きなものを買ったりする余裕はないことが多いようです💦
年金というのは、決して働かなくても充分な資金を貰えることではありません❗️
賃金の向上と働く喜びを✨
障がい者の収入が充分ではない、働き先も充分ではないような社会では、障がい者の自立の実現なんてできません💦
私たちだって、働いた後に飲むお酒が美味しくてそのために頑張って仕事をしていたり、自分へのご褒美として好きなものを買ったりしますよね♬
友人や家族と美味しいご飯を食べたり、旅行をしたり、趣味があったり…。
生きることは仕事だけではありません✨
プライベートがあるからこそ仕事を頑張れたりします♬
障がい者の方も同じです❗️生計を立てるだけではなく、自分の人生をより豊かにするためには働いて収入を得ることが必要です✨
それに、働くことはお金を得る手段だけではないとも思います♬
仕事というものは、やりがいや喜び、生きているという実感を与えてくれるものでもあると思います❣️
賃金の向上と働く喜びを取り入れられるよう活動している障がい者就労支援事業を紹介している本がこちら✨
取材形式により話が進むため、障がい者の方の言葉を取り上げているところに、その方がどんな生活をしているのかリアルに感じられました♬
発達障がい(特に、学習障がい・注意欠陥多動性障がい・広汎性発達障がい・アスペルガーなど)は周囲の認知度や理解の低さもあり、大人になっても生きづらさを感じていたりします…💦
発達障がいについて、詳しくはこちらの記事をご覧ください👇
syakaijinwointaishimasu.hatenablog.com
他にも、ビジネス的な視点での障がい者の就労支援について、こちらの本もオススメです✨
最後に
いかがでしたか?
別の記事では、障がい者の就労事業もビジネスの要素が必要なのでは?ということについて書いています✨
詳しくはこちらをご覧ください👇
syakaijinwointaishimasu.hatenablog.com
まずは障がい者の就労の多くが「福祉の事業」であることについて詳しくお話ししています❤️
是非読んでみてください♬