社会人を引退します。 ぶうちゃん、社会人劣等生の日々

就労で苦しむ人の味方をしたい社会福祉士のブログ。

障害者の就労について。福祉のイメージが事業へ影響?「福祉が絶対に正しい」は危険❗️なぜか?福祉は変化している✨福祉以外の要素も必要✨

こんにちは❣️

今日も障がい者の就労についての記事を書いていこうと思います✨

 

以前の記事で、障がい者の一般企業の就労は厳しい面もあると書いていきました💦

そして賃金や生活費についても書いていきました✊

詳しくはこちらの記事をご覧ください👇

syakaijinwointaishimasu.hatenablog.com

 

現在の障がい者の就労は「福祉の事業」であるケースが多いです❗️

 

これについて、「福祉」は世間からどんなイメージを持たれているのか、福祉あるある的なことを書いていこうと思います❗️

 

少し話が脱線してしまうかもしれませんが、障がい者の就労についても、これは少なからず影響しているのかもしれません😓

 

一体どんな影響があるのか?を書いていきたいと思います✨

 

もちろん、「福祉」は障がい者の就労を考える上で必要不可欠です✨

これがなければ必要な支援が受けられません💦

 

ここでは、福祉以外の様々な要素も取り入れていく必要があるのではないかということを書いていこうと思います♬

あなたにとって「福祉」とはどんなイメージ?

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フリー写真素材ぱくたそ

 

 

「福祉は絶対正しい」という考え方は危険!

私は大学の時に、社会福祉学を専攻していました。

 

仲良くしていた同級生がいたのですが、その子は親から社会福祉を学ぶことを反対されたようです。

 

理由を聞くと、その親御さんが仰っていたのが、「確かに福祉の考え方は素晴らしいが、『福祉が絶対に正しい』という考え方にはなって欲しくない。」とのことでした。

 

私はその言葉に衝撃を受けました❗️本当にその通りだと思ったからです❗️

「福祉は絶対に正しい」という考え方になってしまうと、思考が停止して様々な危険が伴います💦

 

具体的にみてみましょう✨

 

「無償奉仕」「ボランティア精神」というイメージが強い

福祉あるあるかもしれませんが、「福祉」に携わっていると言っただけで、「この人は見返りを求めない優しい人」なんてイメージを持たれることもありました😅

(実際は大きく違います笑❗️)

 

福祉従事者も人間です。決して神様ではありません。

福祉従事者だって生活をしていかなければなりませんし、福祉施設で働いている方は専門的な知識やスキルか必要なので、頑張って勉強しなければなりません✨

 

「人間」の深い部分に関わる仕事でもありますので、ストレスコントロールが難しく、虐待などの発生を防ぐために従業員へのケアも重要なのです。

 

それなのに、「福祉に関わっている人はボランティア精神が強い」とか「福祉をやっている人はみんな優しい」という固定観念を持っている方も多く見られます💦

 

福祉施設での虐待事件がどれほど多いかを学んでいる福祉職や福祉学科の学生でさえ、そのような固定観念を持たれている方がいました💦

 

福祉には「無償奉仕」「ボランティア精神」などのイメージを持たれている方が多くいらっしゃるんだなと気付かされました。

 

もちろん、見返りを求めずボランティアに励んでいる方はたくさんいらっしゃいます❣️

本当に素晴らしいと思いますし、無償の愛を実践できる方は心から尊敬します✨

 

しかし、このようなイメージを持たれるのは、福祉従事者へのケアをする思考を停止させる恐れがありますので、非常に危険な場合もあるです❗️

 

これは福祉のプロとして非常に重要なことです❗️

障がい者分野では、社会福祉士サービス管理責任者など現場のリーダーとして指揮をとる者には必須の仕事です❗️

 

社会福祉士は、LECの通信講座 で資格試験の合格講座を受けられます✨

(ただし、社会福祉士の資格は、大学等での指定科目や実習を履修し、受験資格を得る必要があります。)

 

お金を貰うのは悪いこと?世間のイメージは…

日本には、「お金を稼ぐことは悪いこと」「お金を貰うことは悪いこと」というイメージが持たれやすいのではないかと感じることがあります💦

 

「見返りを求めずタダでやる」ということが美徳という考えが多くあるのではないのでしょうか💦 

 

例えば、知り合いにお医者さんがいるとして、「私の体調を見て欲しい!」と頼むとします。

そこで、「病院に来て診察料を払ってもらわないと診れないよ!」と言われるとします。

 

このような場合、「プライベートの知り合いなんだからタダでやるのが当然でしょ!」という考えをお持ちの方がいらっしゃるのをよく見かけます。

 

しかし、責任を持って診断をするためには病院という設備の整った環境で診察することが重要ですし、お医者さんとしての診察をすることに対し、診察料を頂くことは正当な対価であるのではないでしょうか?

 

これについては人によって様々な意見があるかと思いますが、「お金を貰うことは悪いこと」というイメージが強くなるあまり「ボランティア精神で(タダで)するのが当たり前!」という考えをお持ちの方が多くいらっしゃるのではないかと思います💦

 

それが行き過ぎるあまり、「自分はタダでなんでもやって貰えるのが当たり前」という考えになってしまっている方も残念ながら見られます😢

 

この結果、大変な労力を使ってとてもいい仕事をしているのに、自分に相応な対価を求めることができなくなっているのでは?という状況も見られます…💦

 

障がい者の就労についても、売り上げなど「お金を稼ぐこと」についてあまり良いイメージを持たれない場合もあると聞きます💦

 

障がい者の就労について福祉とは

もちろん、障がい者の就労には福祉的な面も必要です✊

しかし、福祉業界は時代とともに目まぐるしく変化しています✨

世間の方が持たれているイメージとは大きく異なっているかもしれません❗️

 

例えば、業務をしていく上でも、「障がい者だから」といって過剰な配慮をするのではなく、必要な支援をしながらも、障がい者の利用者がご自身でできることは基本的に自分でやって頂くなどしている就労支援の形もあります💕

 

売上や利益の追求をして、自分たちの労力に見合った対価を得ることを目標とする就労支援もあります❗️

そして、売上だけに囚われるのではなく、自分たちの商品に誇りを持つために、品質やオリジナリティにこだわることも重要だとしている事業所も多いです✨

 

障がい者の就労支援にビジネス的な視点を取り入れる必要性について書いた記事がありますので、是非ご覧ください🎶

syakaijinwointaishimasu.hatenablog.com

 

このように、福祉の在り方が変化しているだけではなく、福祉以外の様々な要素を取り入れることが障がい者の就労に必要となるのです🤗✨

 

ちなみにこちらの記事では、先ほど就労支援の形が変化していると申し上げましたが、具体的にどんな支援が行われているのか?ということを書いています🎶

syakaijinwointaishimasu.hatenablog.com

是非読んでみてください❣️