社会人を引退します。 ぶうちゃん、社会人劣等生の日々

就労で苦しむ人の味方をしたい社会福祉士のブログ。

障害者の就労について。どこで働くの?どんな仕事をするの?【一般企業、ジョブコーチ、就労移行支援、就労継続支援A型、就労継続支援B型】

こんにちは💕

このカテゴリーの記事では、知的障障がい者福祉についてです✨

そして、障がい者の就労の記事を書いています♬

 

一言で障がいと言っても、身体障がい知的障がい精神障がいと分かれています。

詳しくはこちらをご覧ください👇

syakaijinwointaishimasu.hatenablog.com

 

生活をする上でも、就労でも、障がい者一人一人に合わせた支援が必要になります。

 

また、生まれつき障がいをお持ちの人もいれば、後々に障がいを持つこともあります。

 

例えばうつ病などです。

うつ病統合失調症などは強いストレス負担が原因であるとされ、現代において深刻な精神障がいの一種とされます。

 

この精神障がいも、就労するにはサポートが必要です。

 

ここで、皆様が疑問に思うのが、

ということだと思います💦

 

私が出席したある講演会では、発達障がいをお持ちで支援を受けながら就労をした方がゲストスピーカーとして参加していました。

 

すると、ある女性がゲストスピーカーの方に、

「うちの息子は障がい者で、今の仕事を辞めたいと言っている。」

「だが今の事業所には苦労して入ったため、一生面倒見て貰えと私は言っている。」

「どうしたら息子は仕事を辞めずに済むか?」

という質問をされていました。

 

このように、障がい者のお子様を持つ親御さんですと、「将来の働き先はあるのか?」という大きな不安をお持ちの方も多いです💦

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この質問に対し、ゲストスピーカーの方は、

「息子さんが今の仕事を辞めたいと思っているなら辞めるべき」

「息子さんの気持ちを尊重してあげて欲しい」

とのことでした。

 

障がい者だから転職はできない」はもう古いです❗️

健常者(障がいのない方)と同じように、障がい者であっても、仕事を辞めたいと思ったら転職すればいいんです🎶

 

障がい者福祉は目まぐるしく進化しています✨

そして、現代では障がい者の社会進出が重要視されているのです✨

 

昔とは違って障がい者の就労支援や就労サービスが多様になり、人生の選択肢が増えてきているのではないでしょうか😊

 

公的なサービスのみならず、企業での障がい者向け就職・転職支援サービス就労移行支援も増えています✨

福祉の事業所だけでなく、一般企業での就労も目指せるようになっています💕

 

では、障がい者はどこで、どんな仕事をしているのか?について書いていきます🤗✨

 

障がい者だから」と言って、人生の選択肢をはなから切り捨てるのはまだ早い❗️

まずはこの記事を読んでみてください🎶

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フリー写真素材ぱくたそ

 

 

障害者の就労場所・就労支援は?

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では、障がい者はどんなところで就労しているのでしょうか?

就労場所や支援サービスも含め、簡単にご紹介します🎶

 

 一般企業(特殊法人、国・地方公共団体教育委員会

ある一定の条件を満たしている一般企業に対して、法定雇用率で定められた人数の障がい者を雇用するようにしています👇

(前略)

1.障害者雇用率制度

従業員が一定数以上の規模の事業主は、従業員に占める身体障害者知的障害者精神障害者の割合を「法定雇用率」以上にする義務があります。(障害者雇用促進法43条第1項)

民間企業の法定雇用率は2.2%です。従業員を45.5人以上雇用している企業は、障害者を1人以上雇用しなければなりません。

(後略)

 

出典:厚生労働省 事業主の方へ 障害者雇用のルールhttps://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/jigyounushi/page10.html

(2020年5月21日閲覧)

 

また、民間企業だけでなく、特殊法人や行政の機関でも法定雇用率が定められているようです😊✨ 

 

(前略)

(参考) 現行の障害者雇用率 (平成30年4月1日から。平成33年4月より前に、さらに、0.1%ずつの引き上げ。 )

<民間企業>
民間企業 = 2.2%
特殊法人等 = 2.5%

<国及び地方公共団体
国、地方公共団体 = 2.5%
都道府県等の教育委員会 = 2.4%

 

出典:厚生労働省 事業主の方へ 障害者雇用のルール 

1.障害者雇用率制度

障害者雇用率制度の概要 1ページ目 障害者雇用対策について

https://www.mhlw.go.jp/content/000581102.pdf

(2020年5月21日閲覧)

 

ジョブコーチ

一般企業などに就職した障がい者に対して、一定期間を定め、就労した後のサポートを行います。

また、その障がい者と一緒に働く管理職や従業員に対しても必要な支援を行います✊

就労移行支援

一定の期間を定め、これから就職を考えている、または就職を控えているなどの障がい者に対し、就労に必要なスキル習得のための訓練や、就職活動の支援などを行います❣️

 

発達障がいについて、詳しくはこちらをご覧ください👇

syakaijinwointaishimasu.hatenablog.com

 

擬似職場体験もできるため、その場に適したビジネスコミュニケーションを学べます😊

「自分にあった仕事がわからない」「働くことに不安を感じる」「自分の障がいについてよくわからない」という方は是非ご利用ください💕

就労継続支援A型

雇用契約を結んでの就労が可能と思われる障がい者が就労する事業です✨

就労にあたり必要な支援を受けられるのが一般企業での就労と異なる部分です。

また、お仕事スキルを上げる訓練も行います♬

就労継続支援B型

雇用契約を結んでの就労が難しいと思われる障がい者が就労する事業です❗️

上記A型と同じく、就労にあたり必要な支援や、お仕事スキルを上げる訓練も行えます♬

 

障がい者はどんな仕事をするの?【お菓子・雑貨・販売活動編】

例えば、皆様の自治体で運営されているカフェテリアやショップで、障害をお持ちの方が働いているのを見かけたことがございますでしょうか😊?

 

私の地域でも役所などにあるショップで、障がい者の就労支援施設で作られたお菓子やお弁当を販売しています✨

クッキー、パウンドケーキ、スコーンなどなど…

もちろん、障がい者の方が店員として声掛けをしたり、お会計などをして販売をしています🎶

 

私はそのショップのチョコチップスコーンが大好きなんです💖✨

めちゃくちゃ美味しい❣️なのに安い✨

いつも自治体の窓口に用があるときにそのショップに寄っているのですが、午前中に来ないとかなりの確率で売り切れになっています…😅

それくらい人気なんですね♬

 

私が見てきたいくつかの施設(主に、上記に挙げた就労継続支援B型)で、実際に障がい者の方がどんな仕事をされているのかをご紹介します👇

 

ここではわかりやすいように、就労支援を利用する障がい者利用者さん障がい者を支援する施設の職員を支援スタッフと呼ぶことにします。

食品製造

先ほど挙げた、お菓子やケーキ、パンやお弁当などを製造します⭐️

私が見てきた施設では、主にお菓子の製造でした🍪✨

 

施設によってやり方は違いますが、多くの場合は製造過程にそれぞれ役割が決められているかと思います。

例えばクッキーを作る場合、以下の役割が与えられると1日その役割で動きます。

  • 計量した材料を袋に詰める係
  • 材料を混ぜる係
  • クッキー型を取ってオーブン板に並べる係
  • クッキーを袋に詰める係
  • 内容量や製造元などのシールを貼る係
  • 検品する係

などなど…。

 

焼くのはオーブンを使用し、危険な場合もあるので、支援スタッフが行う施設もありました。

 

また、検品は利用者さんと支援スタッフで一緒にやっている場合もあります♬

 

役割をチェンジできる場合は、日ごとや週ごとで役割チェンジをしていました✨ 

この役割は、それぞれ利用者さんの個性を活かせるよう決められているんです✊

 

例えば、障がいの特性で、自分で決めたルーティンを少しも違わず完璧に遂行したい、「こだわりが強い」という個性をお持ちの利用者さんも多く見られます。

そのような方に材料の計量をお願いすると、寸分違わず材料の計量をしてくださいます❗️

 

私たちの場合、ある程度はできても、どうしても少しくらいは目分量になってしまいますよね😓

 

ですがお菓子作りは計量がとっても大事です❣️

この個性によりお菓子の質が高くなるんですね✨

 

他にも食品製造をしている事業所として、チョコレート工房で行われている就労支援をご紹介しております👇

syakaijinwointaishimasu.hatenablog.com

 

雑貨等制作

例えば、バッグやポーチ、巾着などなど…。

お菓子だけではなく、雑貨等の制作をしている施設もあります😊

 

材料も利用者さんがお店に行って選ぶので、とっても可愛いんです❤️

 

ここでも役割が決められていて、

  • 型を取る係
  • 生地を切る係
  • ミシンで縫う係
  • 糸くずなどを切って綺麗に仕上げる係
  • 検品をする係

などなど。

 

検品は、利用者さんと支援スタッフで一緒に行う場合もありました♬

 

ある施設では、ミシンは危険な場合もあるので、これは役割を替えることなく特定の利用者さんが行なっていました。

ミシンがほつれたりしないようにしっかり縫いこんで頑丈なものを作らなければなりません❗️スキルが必要です❗️

なので、「ミシン係」の利用者さんは「おお!ベテランだ!」という印象です✨

 

販売活動

上記のお菓子など食品や、バッグなど雑貨は、一般のお客様向けに販売されることが多いかと思います🎶

そして、販売活動もその施設の利用者自身で行うことも多いかと思います。

 

私の見てきた施設でも、定期的に、店舗を設置する取引先に商品を運んで販売をしておりました💕

 

販売活動に慣れていない利用者さんですと、一般の方に対し、「いらっしゃいませ。」「いかがでしょうか。」「これもオススメですよ。」と声をかけることに気が引けてしまい、できない方も多いみたいです…😢

 

ですが、自分や家族、施設の利用者同士や支援スタッフなど職員以外の、同じ社会にいる人たちと関わっていくことも就労に必要な力です❗️

また、お金の計算をしてお会計ができる能力もまた、社会では必要なものです✨

 

一般のお客様と関わっていく機会を作るために、利用者さんにも販売活動をして頂くのです♬

 

次回、他のお仕事とスケジュール紹介♬

上記にあげた以外にも、製造・制作しているものがあるとは思いますが、とりあえず私が見てきた施設で行われているものをご紹介しました💦

 

次回は、今回紹介しきれなかったお仕事を少しだけご紹介します✊

また、1日のお仕事スケジュールもご紹介したく思います✨

是非、読んでみてください😊💕

syakaijinwointaishimasu.hatenablog.com

 

ちなみに、障がい者福祉のお仕事の求人をこちらで探すことができます👇

生の情報満載 介護・福祉の転職サイト『介護JJ』

 

障がい者の生活や就労を支援したいとお考えの方は是非ご利用ください✨